新宿エイサーまつり2009

震えるほどの高揚感あり、泣くほどの感動あり、そして何より、嫌なこと全て忘れて純粋に笑えるほど楽しい。沖縄のエイサーにはそんな魅力があります。

今年もやってきました、新宿エイサーまつり。ただでさえ暑いヒートアイランドに沖縄から熱い風が吹いてきて、ある意味最もナイチャー的な街、欲望と無関心が渦巻く新宿を、すっかりウチナンチュの色に染めてしまいました。



画像


オープニングセレモニーの間、待機する「新宿エイサーチーム」。オープニングには、新宿の区長さんだけでなく、何と仲井間沖縄県知事その人がゲストで来られて、挨拶していました。(ホントです。)
芸能関係でも、ガレッジセール、森三中、はんにゃの皆さんが登場しました。ゴリさんは、自らの初監督映画『南の島のフリムン』の宣伝が目的だったようです。
http://www.furimun.jp/
(サービスしときます(^o^))

私の位置からはメインステージが見えず残念でしたが、この後、よなは徹さんらによるミニライブも行われました。





画像


さていよいよ、演舞開始。昼の部はABCDの4つの会場に分かれて行われましたが、A会場の最初を飾ったのがこの「新宿エイサーチーム」。今年は参加していない那覇市の「那覇太鼓」の協力を得ていて、友情出演もあったそうです。伝統を守りつつ新しいものにも常にチャレンジする「那覇太鼓」を思い起こさせる、若々しく清々しいパフォーマンスでした。





画像


中野チャンフェスでも登場した「旗頭チーム」が、「新宿エイサーチーム」の後に演舞しました。鉦や太鼓の音に乗って練り歩く旗頭は、勇壮な中にも風情があります。
重さ約45kgとのことですが、相模原ライズの選手なら持てそうですね。





画像


続いて「方南エイサーむるち組&寿星」。去年も参加していましたが見られなかったチームです。今年は「寿星(ことぶし)」というチームとコラボで、ダンスの要素も積極的に取り入れ、独創的な世界を表現していました。
去年見ておくのだった…。





画像


画像


用賀小学校(上)と、明正小学校「HAPPY★エイサーチーム」(下)です。
いずれも世田谷区立の小学校です。実は私も、世田谷区立のある小学校出身なのですが、在学中、エイサーの「エ」の字も教えてもらいませんでした。
今の子が羨ましい…。こんな早くから沖縄文化に触れられるとは…。

演舞の方、どちらのチームも小学生が放課後に練習したとは思えないほど、見事でした。写真からは分かりづらいと思いますが、みんなイイ顔してましたよ~。小さなエイサーンチュ(というのかな?わかりませんが…)の一所懸命な踊りに、暑さでとげとげしていた会場の雰囲気もかなり柔らかくなりました。





画像


「園田(そんだ)エイサー・美ら桐朋」。伝統あるコザの園田青年会から直接指導を受けていて、これぞ伝統エイサー、という演舞をするチームです。エイサーに色々な要素を取り入れるチームが最近増えていて、それはそれでいいことなのですが、そんな中だけに、「美ら桐朋」のような温故知新なチームは貴重といえるでしょう。





画像


「美ら桐朋」の対極にあるのがこのチーム、「琉球國祭り太鼓」。東京近辺のエイサーイベントに来るのは、だいたいの場合「東京支部」の皆さんです。本部はもちろん、沖縄にあるのですが(コザ)、全国各地、さらには海外にも支部があり、総て合わせるとメンバーは1500名くらいになるそうです。東京支部だけでも100人以上にはなるでしょうか。中野チャンフェスの時にはステージが狭く、出場人数も限られていましたが、この広い会場でこの人数での演舞、とにかくスゴイ迫力でした。
特に「三線の花」。BEGINの曲なのですが、曲の良さ、歌詞の良さ、そして何より演舞の素晴らしさが相まって、涙、出ました。
実を言うとそれまで、暑いし、いいカメラポジションがとれないし、オヤジやオバハンはどんどん前に割り込んでくるし、思うように身動きとれないし、で結構イライラしていたのですが、「三線の花」の演舞は、そういう殻を突き破って、心に直接突き刺さってきました。今思い出しても泣きそうです。
ちなみにこの曲のPV,ユーチューブから見られますが、BEGINのバックで踊っているのはまさに彼ら、「琉球國祭り太鼓」です。
http://www.youtube.com/watch?v=gci4kAnH2i0
ぜひ一度、ご覧下さい。





画像


「新風(あらかじ)エイサー」。迷いましたが、ここでB会場に移動しました。アラカジを見るためです。このチームの若さ炸裂のパフォーマンスは、何度見ても元気をもらえます。学生中心のチームなので毎年メンバーが入れ替わることでしょうが、むしろそうだからこそ、初心が受け継がれていくのかもしれません。
今年あたりは学生にとっては「逆風」になってしまったかもしれませんが、「新風」はそんなことを微塵も感じさせない、パワフルな演舞を見せてくれました。





画像


画像


「横田西多摩エイサー太鼓」。「好きこそものの上手なれ」という言葉はこのチームのためにあるようです。去年も見ていますが、さらにパワーアップした演舞で、熱い思いが伝わってきました。その一方、どこか親しみやすい感じもして、見ていて爽やかでした。
チョンダラーの方、特にフレンドリーで、観客と触れあっていました。
今年のパンフレットの表紙、このチームではないでしょうか。





画像


「炎舞太鼓・とんとんみー・夏ぬ子」。今回一番驚いたのはこのチームです。去年は「炎舞太鼓」単独の演舞を見たのですが、正直、人数的なこともあるけれど、パワーというか迫力の面で他のチームに比べてイマイチかな、という感想を持ったものです。それが今回は、コラボということもあったのでしょうが、コーラスグループcoi-naの歌声に乗せて繰り広げられるパフォーマンスは、広く深い、他にない世界が表現されていて、引き込まれました。見違えました。





画像


今日2回目の「琉球國祭り太鼓」。この演舞は、どちらかというと楽しくて笑ってしまうような、知らず知らずのうちに手拍子してしまうような、心はずむパフォーマンスでした。

人間、笑うと優しい気持ちになれるものです。それまで警備スタッフの方がジャマで仕方なかったのですが、「琉球國祭り太鼓」の踊りを見ているうち、安全のため仕方ないことだし、暑い中立ちっぱなしで客からは文句を言われ、演舞にも背を向けていて見られず、一番つらいのはこの人たちではないかと思い直し、踊りが終わった後、「お疲れ様でした。おかげさまで楽しいイベントになりました。」と声をかけてきました。本人は疲れてそれどころではなかったようですが…。(^_^;)


この演舞で昼の部は終了。少し中座しました。夜の部は、迷いましたが、双葉通りの会場で見ることにしました。
双葉通りは新宿通りから三越の側に一本入った商店街ですが、その理事長さんが大変心優しい方で、エイサーのために場所を提供してくれただけでなく、わざわざ街頭をカクテル光線に替えてくれたのだそうです。\(^0^)/




画像


「町田琉」中野チャンフェスで見逃してしまいましたが、やはり見たおきたいチームです。この旗を見るだけでジーンときます。
関東有数のチームで、夜の部のもうひとつの会場ではトリを飾った実力集団。確かな踊りの技術に支えられたパフォーマンスから伝わってくるエイサー魂は、心にグッと迫るものがあります。





画像


これも2回目になるアラカジ。夜の部に入ってもパワーが全く衰えず、却って増しているようでした。「若いっていいわねぇ」と、隣にいた女性客が話し合っていました。またまた、パワーをもらいました。





画像


「読谷村高志保青年会」。独特の踊りをするチームです。曲もこれまで聴いたことのないものがいくつもありましたし、何よりもその動きが、他のチームよりも一回りも二回りも大きく激しく、「こういうチームもあるのか」と目を見張りました。一口にエイサーといっても地域によって違うとよく言われますが、それを実感しました。奥が深いです。ちょっと見たからといって全部分かったような気になってはいけない、と肝に銘じなければ。





画像


トリは、これも2回目になる「新宿エイサーチーム」。演舞そのものに対しては最初と同じ感想を持ったのですが、写真の方は立ち位置と光線の関係でうまく撮れませんでした。上のは、最後のカチャーシーの時の写真です。
やっぱりあった、カチャーシー。だんだん慣れてきて、言われなくても参加するようになりました。まあ、相変わらず下手ですが、「同じアホなら…」という思いです。みんな踊っているのなら、見ているだけではつまらない、下手くそでも参加した方が楽しい、と最近気づいたのです。
嬉しかったのは、近くにいた全く初めてという女性が、ウチナンチュらしい別の女性に誘われてカチャーシーに参加し、「楽しかったぁ~~!」と言ってくれたこと。それに、通りがかりらしい外国人の男性が、演舞エリアには出なかったものの、手踊りの真似をしてくれたこと。
エイサーの魅力は、これまで縁のなかった人たちにもしっかりと伝わったようです。より多くの人たちに、エイサーは愛されるようになっていくでしょう。嬉しい限りです。
\(^0^)/


……………

……………



ちょっと待ったぁ!

ということは、来年はさらに混雑するってことかぁ~~!!


昼の部のE会場と、夜の部の4会場制は、ぜひ復活させてくださ~い!!

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

ナイス ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック