チアリーディング関東選手権2009

チアリーディング関東選手権、行ってきました。代々木の体育館に足を運ぶのもこれで何度目か…。

(記事遅くなりました…。(^_^;))

チアリーディングというスポーツ、最近さかんになってきてはいますが、まだまだよく知らない方が多いと思います。甲子園などで目にするチアガールと混同している方もいますが、両者は似ていて全く違うものです。チアリーディングとは、決められた時間(2分30秒)の中でスタンツ(下の写真にあるような組み体操)やダンスなどを行い得点を競うもので、それ自体が競技なのです。その意味では新体操やフィギアスケート、シンクロナイズドスイミングなどに近いスポーツと言えるでしょう。

チアリーディングの特長としてまず挙げられるのは、チームスポーツであり、文字通り「一人欠けてもダメ」な競技である、ということでしょう。たとえば下の写真のようなスタンツ、一人でも息の合わない選手がいたらできません。他のスポーツでは、軸となる少数の選手、極端な場合はたった一人の選手の出来が勝敗を左右することが結構ありますが、チアリーディングでは一人や二人突出してうまい選手がいてもあまり意味はないと言えます。技術力・芸術性など採点のポイントはいくつかありますが、チーム全体としてどうであるかがほぼ全てなのです。他では類を見ないほど、チーム全員の「絆」が大切なスポーツだと言ってもいいでしょう。

またチアリーディングには、自分のチーム以外のチームを応援するという、これも他にない特長があります。競技である以上他のチームはライバルなはずなのですが、チアリーディングの会場に行くと、選手席にいるチーム全部が青マットで演技しているチームを応援している光景を見ることができます。あたかもチアリーディングというスポーツ全体が一つのチームであるかのようです。

このようなチアリーディングは、見る者も惹きつけます。知り合いのいるチームはもとより、全然知らないチームでも、見事な技が決まれば嬉しくて拍手しますし、逆に決まらなければ本当に口惜しかったりします。知らないうちに選手に感情移入しているのです。
今のところ、一般の観客が見ることのできるチアリーディングは、イベントなどの一環として行われるものを除けば、年に数回の大会しかありません。それだけに、そういう大会にはできるだけ足を運ぶようにしています。
チアリーディングをまだ見たことがない方は、ぜひ一度、実際にご覧になってみてください。

今回の関東選手権、私は仕事その他の都合で大学の部のみ観戦しました。
優勝候補の日本体育大学VORTEXが「手続きミス」で欠場する中、頑張ったのは日本女子体育大学TOMBOYSです。素晴らしい演技を見せて3年ぶりの優勝を手にしました。

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                    TOMBOYS


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                     表彰式

またこれまであまり目立った成績を残していなかった日本大学DIPPERSが、今回は目を見張るような演技で2位に入りました。また帝京大学BUFFALOSも安定した力を見せ、3位となりました。


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                    DIPPERS


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                    BUFFALOS



上位のチームは当然すごいのですが、そうでないチームも、それぞれ自分たちでないと出せない個性を出すため工夫をこらしていました。
例えば、残念ながら内容違反で減点になってしまったのですが、東京農業大学FIGHTING RADISHなどは、有名な「大根踊り」をちょっと連想させるような演技をしていました。

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                  FIIGHTING RADISH



一方、世界的不況により大学生の就職活動が長期化した影響で、3年生以下の選手だけで出場するチームも多数ありました。SNSの友人のチーム聖心女子大学HEARTIESもそのひとつです。友人自身は4年生で出場しませんでした。
HEARTIESは3年生以下ががんばって、8月に行われる日本選手権(ジャパンカップ)フライデートーナメントに進出しました。ジャパンカップには4年生も復帰するそうなので、悔いのない演技をしてください。


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                    HEARTIES



私の母校法政大学は、東京六大学応援団のイベントと、野球の全日本選手権が2日連続で重なったため、応援団のチアリーダー部GENIESは欠場しました。一方、チアリーディングサークルGRANDSがエキシビションに出場、演技としては初々しいという感じでしたが、会場から温かい声援を受けていました。すでにいくつかの大学で、応援団のチアリーダーと競技チアリーディング専門のクラブが別々に活動するようになっており、法政大学もそうなっていくでしょう。

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                    GRANDS



この大会で残念だったのは何と言っても日体大VORTEXの欠場です。参加費を期日までに払い込まなかった「手続きミス」ということですが、昨年も社会人チームの優勝候補・チアリーディングチームREGULUSが同じ理由で欠場しています。このようなことが続出するようだとチアリーディングの発展によくない影響を与えかねません。
また私は見ていないのですが、高校の部で選手が演技直前のウォームアップで怪我をしてしまい、順番を遅らせて演技をしたものの、終了後車椅子で運ばれるという事もあったそうです。チーム力が全ての競技だけに、怪我をしてもチームに迷惑をかけてくないという一心で無理をしてしまう選手はこれからも出てくるでしょう。しかし場合によっては重大な事態も起きかねないという懸念は常にあります。
どちらも個々の選手やチームの問題ではないので、チアリーディング協会が対策に乗り出すべき時だと思います。

とはいえ、チアリーディングが素晴らしいスポーツであることに変わりはありません。これからも機会あるごとにチアリーディングのことを書いていきたいと思います。

選手・関係者のみなさん、がんばってください。o(^▽^)o 

この記事へのコメント

チアリーダーズのファン
2009年08月29日 06:55
応援部所属のチアリーダーズとは別に競技チア中心に活動しているチームが存在するのは他に上智、早稲田、慶應、明治、立教があります。応援部所属のチアリーダーズはどうしても活動が応援中心になってしまうため、チアの大会で苦戦を強いられるようです。一方競技チア中心に活動するチームはサークルとして立ち上がったため練習場の確保やチームの運営面がネックとなっているようです。法政GRANDSは2007にチームが立ち上がったばかりですがこれからの活躍が楽しみです。

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